コレステロールと病気の関係

高脂血症

高脂血症とは、血液中に溶けている脂質の値が必要量よりも異常に多い状態をいいます。血液中の総コレステロール値が220mg/dl以上になると、高脂血症と診断されます。血液中の脂質が高い状態が続くと心筋梗塞、狭心症、などの心臓病や動脈硬化にかかる危険性が高くなります。

しかし高脂血症はsilentdiseaseといわれ、血液中の脂質が異常に増加してもほとんどの場合において自覚症状がないのが特徴です。血液中の脂質にはコレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸などがあります。

どの脂質が多いかによって、総コレステロール値が高いタイプ、中性脂肪値が高いタイプ、両方の値が高いタイプに分けられます。高脂血症の状態が続くと、動脈の内壁にコレステロールが溜まっていきます。

動脈の弾力性が失われ硬くなり、動脈の内腔が狭くなり血液が通りにくくなるのです。この状態が動脈硬化です。動脈硬化が進むと、血管の詰まりがひどくなり、血液が流れなくなります。そうして心臓の筋肉が機能できなくなると心筋梗塞が起こるのです。心筋梗塞は、不整脈やショック症状を引き起こす危険な病気です。高脂血症の予防には、食事の管理が重要です。

卵、バター、肉などの動物性食品には、飽和脂肪酸やコレステ口ールが多く含まれます。これらは、血液中の総コレステロール値を高くする働きがあります。逆に、魚や植物性の油などに多く含まれる多価不飽和脂肪酸は、血液中の総コレステロールの上昇を抑える働きがあります。

コレステロールが多く含まれている卵の黄身や肉の脂身、魚卵、イカ、エビ、ウニなどは控えめにし、コレステロールを排出しやすくする食物繊維を多く含む、野菜、大豆製品、コンニャク、サツマイモ、キノコ頬、海藻頬などは積極的にとりましょう。また、紅麹は、お酢やパンにも使われ、コレステロールを下げる効果が期待されています。

そのほか、運動不足、カロリーの過剰摂取、遺伝も高脂血症の原因にあげられます。血中の総コレステロール値が基準より高い人は、まず食事の改善が必要です。血中の総コレステロール値が300mg/dl以上の人は、遺伝が関係する家族性高脂血症の可能性もありますので精密検査を受診しましょう。肥満ぎみの人は、食事管理に加えて運動でカロリー制限を行いましょう。

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